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デュッセルドルフ国際ユース大会開幕戦、日本高校選抜vs.フォルツナ・デュッセルドルフ戦を取材

朝6時起床。

テレビでヨハン・セバスチャン・バッハのマタイ受難曲をライプチッヒの聖トーマス教会(バッハのお墓があります)から中継していました。間もなくイースター”復活祭”ですからね。

朝8時すぎから、ゆっくり朝食を摂りました(ドイツの朝ご飯は豪華です。5ユーロだけの事はあります)。

10時30分から弁当(?)を持ってデユッセルドルフ市内を散策。明日からイースター休暇に入ってしまい土曜日の午前中以外は、来週の月曜日までお店が休みに入ってしまいます。活気ある街風景を取材出来るのは今日が最後です。
ホテル近くのケー(正しくはケーニッヒス・アレー。日本の銀座みたいな通りです)をそぞろ歩き。まずはビクトリノックス(スイス製の十徳ナイフ)のお店へ。爪楊枝のスペアが欲しい、というと無料で1本くれました。相変わらずサービスが良いですね。
そのあと、ケーを縦断し、アルトシュタット(旧市街)へ。現在は文房具屋さんになっているハインリッヒ・ハイネの生家、マリオネット劇場、シューマンと妻クララが暮らした家など歴訪。ライン川沿いのオープンテラスの店にも行ってきましたが、ケーのカフェ同様、誰もいません。
気候は、ちょうど選手権の頃と同じ感じです。

一度ホテルに帰って弁当を食べました。置いておけば良かった。

午後4時にホテルを出て試合会場のロスシュトラッセへ地下鉄で向います。たしかヒルトンホテルの近くでした。
日本高校選抜チームは昨日ミラノ→フランクフルト経由でスイスのテネロから移動。今日も午前中はトレーニングをしてから正装に着替えデュッセルドルフの日本領事館公邸を表敬訪問。その後、夕方の試合に備えるタイトなスケジュールです。

わたしは、午後4時にホテルを出発。ハウプトバンホーフから地下鉄U-78かU-79に乗ればBV04のグラウンドがあるロスシュトラッセの最寄り駅に行けます。
少し路に迷いました。これまでは遠征団と同じバスで移動していまいしたから迷う事もありませんでしたが……。
それでも5時前にはスタジアムに到着。クラブにFAXで送っておいた取材申請書を受付で見せると、プレス担当のリッキー・ザリンさんを呼んでくれて、ADカードと首から下げるホルダー、そして注意書き(ドイツ語でしたが、大学の第2外国語でドイツ語をとっていたので、なんとなく分ります)をくれました。これで雨が降っても屋根の付いているトリビューナに入る事が出来るし、無線LANが来ているプレスデスクにも座る事が出来る。そして飢えず(?)に済みます(ホスピタルゾーンに入れて飲み物、食べ物が供せられる)。プレスに認定してもらえると、そうした恩恵も受けられるのです。

子ども達がサッカーに興じていました。親御さんの声援がこだまします。ドイツのクラブライフを垣間みる感じがしました。
じつは、ある遠征団同行者の方から、高校選抜のメンバーとは接触しない様にとアドバイスを受けました。まあ、それは仕方がないことかもしれません。今回のわたしは遠征団のメンバーではないですからね。高校選抜の試合前トレーニングを取材できなかったかわりに、これまで過去12回の取材では見られなかった風景も見られるわけです。

さて、今回で51回目を迎えるBV04主催のデュッセドルフ国際ユース大会。10チームが参加して行われます。
日本高校選抜が入ったグループ1には,レアル・マドリッド(スペイン)、KRCゲンク(ベルギー)、ボルシア・メンヘングラードバッハ(ドイツ)、フォルツナ・デュッセルドルフ(ドイツ)が入り1回戦総当たりで順位を争います。順位は、勝点(勝利が3、引き分けが1、負けると0)、同勝点の場合は得失点差、それでも同じだと得点の順で決められます。上位2チームが準決勝に、グループ3位に入るとグループ2の3位と5・6位決定戦を戦います。グループ4位以下だと最終日に戦うべき試合が無くなります。最悪それだけは避けたいところです。
ちなみに、グループ2には、P.S.V.アイントホーヘン(オランダ)、FCトヴェンデ・エンシェンデ(オランダ)、ボルシア・ドルトムント(ドイツ)、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、BV04デュッセルドルフ(ドイツ)の5チームが所属し、開催クラブのBV04以外は世界に名だたるヨーロッパの強豪チームが参加しています。
これらのチームに勝ち、悲願の優勝を勝ち取るのは、なかなか大変なことです。各選手はクラブでシニアチームに上がるために認められようにと必死です。そうしたチームに伍して戦うため日本高校選抜も褌をキツく締めて戦うしかありません。

午後5時15分、曇りの薄暮のピッチに両チームの選手がレフェリーに先導されて入ってきました。日本高校選抜のイレブンは気温が低いため黒いPUMAのグラウンドコートを着ています。FIFA方式の握手の挨拶をしたあと、コートを脱ぐとファーストジャージーの青いユニフォームが表れます。フォルツナ・デュッセルドルフは赤いユニフォーム。
午後6時20分、日本高校選抜のキックオフで試合開始。
日本高校選抜のスターティングラインアップは、GK置田(星稜3)。DF室屋(青森山田3)、山田(青森山田3)、米原(作陽3)、高橋(立正大淞南2)。MF松井(桐光学園3)、河面(作陽3)のダブルボランチ、右翼が平岡(作陽2)、左翼が仙頭(京都橘3)。FW野路(桐光学園3)、田村(四日市中央工3)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。出発前最後の早稲田戦は負傷リハビリ中で出場出来なかった松井と河面が出場していました。枇杷田トレーナーと岩本ドクターのご苦労の賜物でしょう。
対するフォルツナ・デュッセルドルフのメンバーリストは残念ながら配布されませんでした。見た感じでは、中盤の両翼を前に張った4:1:4:1の布陣の様にみえました。左翼の黒人選手の身体能力が高く、度々日本のピンチを誘っていました。フォルツナ・ヂュッセルドルフの関係者の話しでは、ドイツのクラブチームは他国の様に若いアフリカ人選手を青田買いするような事はしないそうで、おそらくドイツの旧植民地ナミビア出身のドイツ人選手ではないかおっしゃっていました。
前半、日本高校選抜は持ち前のポゼッションサッカーを展開。右翼の俊足・平岡を走らせるなどフォルツナのディフェンスを翻弄しようと試みましたが、枠に飛ぶ様なシュートは打てません。対するフォルツナは、アンカー#15のフィードから日本DFの裏を狙ったり、左翼の#17にボールを集め局面を打開しようと試みましたが、これまた日本高校選抜の厚いDF網に決定的なチャンスは掴めません。唯一、前半終了間際にペナルティーエリア外のフリーキックを得ましたが、これも枠に飛ばず、GK置田のユニフォームが汚れるような決定機はありませんでした。ただ、ハードワークする好感の持てるチームでした。
手元の時計で25分に成る前にレフェリーがハーフタイムを宣します。

後半、先に動いたのは日本高校選抜の野村監督でした。6分、FW田村を小屋松(京都橘2)に交代。仙頭と小屋松のホットラインを生かそうとします。
8分、フォルツナがコーナーキックからチャンスを迎えます。こうした均衡が保たれた試合ではリスタートがチャンス。#9がシュートしますが右に外れます。後半14分にもフォルツナは、左サイドの#17がドリブルで切れ込みゴール左に走り込んだ$10にパス、シュートを放ちますが、ニアサイドの難しいシュートをGK置田がクリア。日本の堅いDFは、なかなか齟齬を見せません。
16分、日本高校選抜は、替わって入った小屋松が中央をドリブルで切り裂きシュート直前まで行きますが、フォルツナCBも必死のクリア。後半に入り1点を争う見応えある戦いになりました。
16分、フォルツナはMF#8に替えて#13を、18分には#17を投入。なんとか1点をと新手を繰り出します。
17分、日本高校選抜は松井が絶妙のループパスを出しますが、野路と平岡が重なってしまい、しかもオフサイドの判定。抜けていればGKと1対1の展開になっていたので惜しいチャンス。
しかし、22分には#7のスルーパスを#17が受け左サイドをドリブル突進。シュートまで行きましたが、これをGK置田はファインキャッチ。事なきを得ます。
夜間照明は後半あたまから点灯されていましたが、双眼鏡を使わないと目視が不可能な状態になりました。
そして日本高校選抜は、24分に1点を得る最大のチャンスを得ます。仙頭の蹴った右コーナーキックを中央にオーバーラップしていた山田がヘディングシュート。決まったかに見えましたがフォルツナGKがファインセーブ。リバウンドが、山田の前に飛び再びヘディングシュート。これはGKがキャッチ。絶好の得点機を日本高校選抜は逃しました。
アデショナルタイムは2分。タイムアップを迎えます。

このトーナメントは、負けている試合を引き分けに、そして引き分けている試合を勝ちに繋げて行かないと上位進出はなりません。そうした意味では、野村監督の意図通りに試合は展開し、勝つチャンスが最後にやって来たのに
勝てなかった。フォルツナがグループ1で、どの程度の実力なのか分りませんが、できれば勝点3が欲しいところでした。惜しい試合でしたが、勝点1はゲットしました。次に繋がる試合だと思いたいです。

野村監督にお話を伺いたいところでしたが、次の試合を取材するため、それは諦めました。
第2試合は、ボルシア・ドルトムントvs.BV04デュッセルドルフのグループ2の対戦。5チーム中、1チームだけ力が落ちるBV04です。そのチームから何点奪うかでグループ2の順位が決まるような予感がしました。
BV04は4:4:2の布陣。ドルトムントはワントップの4:2:3:1の布陣。
午後7時30分、ドルトムントのキックオフで試合開始。
開始早々の4分、左コーナーキックから#4のヘディングシュートでドルトムントが先制。ゴールラッシュの試合になるかと思われたのですが、さすがにホームチームのBV04もハードワークを見せて、ドルトムントに隙を与えません。11分、ドルトムントは右コーナーキックからヘディングシュート、右ポストに阻まれます。
BV04も時折ロングフィードでドルトムントゴールに迫ります。そうするとドルトムントもリスクをかけてゴールを狙うより確実に勝点3を奪おうとタクティクス変更。このBV04から1点しか取れなかった事が、後々どう響いて来るのか。それは日曜日にグループリーグが終わるまで誰にも分りません。ドルトムントとしては、1-0で4試合勝てば問題はありませんが。他の3チームは当然BV04から大量点を奪い、ドルトムントと引き分ければ良いわけですから。
それがリーグ戦の妙というものです。

今日は2試合で大会予定は終了。今日戦った4チームだけが、土曜か日曜1試合少ないわけですから、土日で4試合戦う残り6チームより断然有利です。そのアドバンテージを日本高校選抜はいかに利用するか。それが楽しみになりました。
あすはイースターフライデイで大会はお休みです。
日本高校選抜は第2試合の途中でホテルに帰ったようです。
明日は午前中にトレーニング。午後はケルンまで観光に出かけリフレッシュすると聞いております。

8時30分すぎ、真っ暗な夜道を歩いてUバーン(都心は地下鉄ですが、郊外は路面電車になります)乗り場へ。
いっしょに歩いていたのが日本人の親子でした。日本企業が多く進出しているデュッセルドルフ。日本人の応援の方も多い。その人たちの期待を裏切らないよう日本高校選抜、頑張ってほしいものです。

今日もハンプトバーンホフで買い物をして9時にホテル着。家呑みして早めに就寝したスポーツ三昧でした。
<了>

[結果]
日本高校選抜 0-0 フォルツナ・デュッセルドルフ
BV04デュッセルドルフ 0-1 ボルシア・ドルトムント(前半0-1)

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コメント 4

Kotsuji

白髭さん、体調に気をつけて下さいね。

昔を思い出しながら、ドイツ・スイスの三昧を楽しみにしています。
by Kotsuji (2013-03-29 01:22) 

たけし

取材お疲れさまです。

今日29日、宮崎神宮に参拝!
勿論、日本高校サッカー選抜のドイツの地/初優勝をしっかり祈願してきました。
今夜宿泊しているリゾートホテルの館内に鵬翔サッカー部活躍のパネル展示がありました。
by たけし (2013-03-29 19:32) 

スポーツ三昧

Kotsujiさま、コメントありがとうございます。
榎本さんからは「よく来ましたね」と言われましたが、他の人からは無視されています。招かれざる客といったところでしょうか。
by スポーツ三昧 (2013-03-29 21:52) 

スポーツ三昧

たけし様、コメントありがとうございます。
優勝祈願ありがとうございます。
初戦は、なんとか引き分けて勝点1をゲットです。本当は勝ちたいところでしたが、最悪のスタートは避けられました。
明日からの3試合が楽しみです。
by スポーツ三昧 (2013-03-29 21:54) 

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