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沖縄高校総体・サッカー決勝戦、市立船橋vs.滝川第二戦を取材。

残暑お見舞い申し上げます。
今日は立秋。「暑中お見舞い」が「残暑お見舞い」に変る日でもあります。

今年の高校総体サッカーも、いよいよ決勝戦。夏の高校サッカー日本一が決まります。

6時に起床。準備万端、7時30分に出発します。一時はスタッフ9人が3台のレンタカーで動いていましたが、今はスタッフ4人、レンタカーは1台です。
与那城総合公園陸上競技場には8時50分着。今日は週末で道も空いていたので一般道で移動。例年ですと夏の高校野球の開会式を見てから出発しているのですが、今年は高校野球もまったく見られません。

与那城総合運動公園は、3000人の観衆で埋まりました。8日まで全チームが沖縄に残っており、多くのチームが観戦にやってきた事もありますが、沖縄の方々もたくさん詰めかけました。会場の正面入り口前では三線の伴奏で子ども達がエイサーを踊って歓迎してくれました。嬉しいですね。

決勝戦という事で、試合前練習は1時間前から本番ピッチで。両チームのスターティングメンバーが発表されます。
市立船橋の先発は、GK積田(2)。DF大柴(3)、山野辺(3)、平尾(2)、百瀬(3)。MF藤橋(3)、今瀬(3)のダブルボランチ、右翼が松野(3)、左翼が石原(3)。FW和泉(2)、水谷(3)。中盤ボックスの4:4:2の布陣です。
対する滝川第二のスタメンは、GK下出(3)。DF高原(3)、土師(3)、亀岡(2)、島(2)。MF谷口(3)、香川(3)のダブルボランチ、右翼が濱田(3)、左翼が白岩(3)。FW樋口(3)、浜口(3)。中盤ボックスの4:4:2です。
主審は池内明彦氏、副審は渡辺智哉、田中利幸。マッチコミッショナーは中川潔先生です。

ピッチレベルの報道員席は、選手席の後ろで取材不可能。上の観客員席に移動。すでに大観衆で埋まっています。本部席の横の隙間を見つけて、そこで取材することに。

10時、滝川第二のキックオフで試合開始。
シード校のため1回戦不戦勝の滝川第二の動きの良さが目立ちました。
しかし、市立船橋は試合巧者らしくコーナーキックからチャンスを掴みます。
8分、石原のコーナーキックを山野辺がシュート。滝川第二DFがクリアーします。
15分には再び石原のコーナーキック。山野辺がヘディングシュート。右に外れます。
滝川第二は、ようやく20分に樋口がフリーキックを蹴りましたが右に外れます。22分には右から濱田がクロス、樋口がヘディングシュート。市立船橋GK積田がパンチングでコーナーキックに逃れます。28分には樋口のフリーキックをゴール前で浜口がヘディングシュート。上に外れてしまいます。
34分、今度は市立船橋がチャンス。水谷のスルーを左翼の石原が受け突進、シュートを放ちますが滝川第二GK下出がセーブ。決勝戦らしい両チームの攻防、さっすがに55チーム参加した最後の54試合目です。
前半アデショナルタイム2分55秒で池内レフェリーが終了の笛を吹きます。

ハーフタイムで市立船橋の石渡監督が動きます。後半頭からMF松野を菅野(2)に交替。
後半開始早々、市立船橋の石原が左サイドをドリブル、シュートまで行きますが滝川第二のGK下出が、がっちりキャッチ。
7分には滝川第二がチャンス。右中間のフリーキックのチャンス。香川がゴール前にキック、土師がヘディングシュート。市立船橋GK積田が横っ飛びでセーブ。
8分には市立船橋がカウンターアタック、大柴がシュートを放ちましたが左に外れます。
15分過ぎになると、1試合少ない滝川第二の動きが勝ります。市立船橋のパスを積極的に足下に飛び込んでスチールし始めます。市立船橋のボールを奪った樋口のパスを受けた谷口がスルーパス、浜口が市立船橋DFラインの裏に抜け出てGK積田と1対1。積田が前に出たのを見計らって浜口がループシュート。先制ゴールが生まれました。

前半は日差しが強く体力を消耗する展開でしたが、徐々に風が強くなり、雲も出て日差しを遮り、雨さえ降り出しました。市立船橋にとっては天の恵みであったと思います。
16分、市立船橋が反撃に出ます。菅野がシュートしますがGKが下出がキャッチ。
17分、市立船橋はFW水谷から岩渕(2)に交替。まるでFC東京の平山相太のような岩渕がピッチに入り流れが変わりました。
20分には滝川第二も動きます。DF島を平田(2)に交替。
24分、GK積田のロングフィードを、ヘディングで落とした岩渕のボールを滝川第二DFが処理ミス。石原が拾って左サイドをドリブル、そしてクロス。菅野が右に流し、最後は和泉がシュート。試合を振り出しに戻しました。和泉は今大会7点目、非公式ながら得点王を決める貴重な同点ゴールでした。

同点に追いついた事によって市立船橋が力を得ました。滝川第二も2トップの突破力で市立船橋ゴールに迫ります。
36分+、滝川第二はMF香川を酒匂(3)に交替。
一進一退のままアデショナルタイム1分40秒、70分間の潮合時間は終了します。

高校総体のレギュレーションでは、70分間の試合で同点の場合は、即PK方式で次回進出チームを決定することになっていますが、決勝戦のみは10分ハーフの延長戦を行う事になっています。ふたたびトスをして市立船橋のキックオフで延長戦が開始されます。ここで市立船橋の石渡監督はDF大柴を河﨑(3)に交替。

しばらく膠着状態が続きました。延長前半6分過ぎにゲームが動きます。市立船橋、右サイドから河﨑がゴール前にロングボール放り込み混戦、こぼれたボールを藤橋がシュート、ボールはクロスバーに当たってワンバウンドしてからゴールイン。ついに試合の均衡が破れました。
失点直後、滝川第二は濱田を常峰(3)に交替。なんとか試合が壊れないよう腐心します。
この1点に勢いを得た市立船橋、気落ちした滝川第二。延長前半9分、右サイドで和泉のスルーパスを受けた藤橋が右サイドを突進、クロスを出すと中央に石原が走り込みシュート。連動から生まれた素晴らしいゴールでした。
こうなると市立船橋はイケイケ。組織的なディフェンスが機能しなくなった滝川第二に対してペナルティーエリア近くでボールを回す様になります。滝川第二のDF平田が後方からタックル、池内レファリーは迷わずペナルティースポットを指差しました。
このPKを今瀬が落ち着いて決め、市立船橋は僅か10分で3点をゲット、勝負ありでした。

延長後半6分、滝川第二はMF白岩を惠(2)に交替。8分には、市立船橋は勝利を確信したのかGK積田を高橋(3)に交替。
アデショナルタイム1分、池内レフェリーがタイムアップの笛を吹きました。ファイナルスコアは4-1でしたが、見応えある、まさに日本一を決めるのに相応しい試合であったと思います。

市立船橋は23年前の北海道総体で初出場初優勝、それ以来総体に7回優勝、2回準優勝、ベスト4に4回。これは凄い成績です。「夏の市立船橋」は伝統的に強い!
それにしても、1回戦の市立船橋vs.青森山田の一戦が、珍気な表現ですが「事実上の決勝戦」だったような気がします。あのカウンターアタックで得た2点、あれが全てだったような……。大会のハイライトでしたね。現場で取材できて良かったです。

表彰式、閉会式は激しい風雨の中、挙行されました。式が一度中止になったほどです。
フェアプレー賞は、桐光学園が受賞しました。
閉会宣言のあと、恒例の集合写真の撮影があり、われわれの仕事も終了しました。そして、そこからは沖縄特有のスコール。お別れの涙のようでした。

高体連サッカー部技術委員会選考の優秀選手は以下の通りです。
[GK] 櫛引政敏(青森山田)、ヴィニシウス・ゴベッチ(岐阜工業)
[DF] 櫛引一紀(室蘭大谷)、増田繁人(流経大柏)、平尾優頼(市立船橋)、飯坂信也(桐光学園)、福森晃斗(桐光学園)、土師直大(滝川第二)、昌子源(米子北)、大武峻(筑陽学園)、仲宗根良太(那覇西)
[MF] 柴崎岳(青森山田)、松本和樹(西武台)、末松光(西武台)、吉田真紀人(流経大柏)、藤橋優樹(市立船橋)、菅佑也(駒場)、菅能将也(桐光学園)、加藤大樹(立正大淞南)、佐々木卓弥(香川西)、小松成亘(ルーテル学院)、鮫島晃太(鹿児島城西)、高野凌(那覇西)
[FW] 中田充樹(矢板中央)、清水慎太郎(西武台)、和泉竜司(市立船橋)、菅原慶人(桐光学園)、樋口寛規(滝川第二)、浜口孝太(滝川第二)、谷尾昴也(米子北)、池田拓生(立正大淞南)、有間潤(宇和島東)、小室和也(筑陽学園)
以上33名です。おめでとうございます。

大雨は続き、結局スタジアムを後にしたのは午後2時30分すぎ。昼食を食べた後、ホテルに着いたのは4時でした。1試合取材でも、結局1日仕事になってしまいます。

ホテルの部屋で作業の後、9時から打ち合わせを兼ね夕食。

ホテルに帰ってベッドに横になったら、そのまま寝てしまったようです。変な所にも遊びに行かず、沖縄最後の夜は終わってしまいました。
沖縄に13泊14日、ラスト・ナイトはあっさり終わりました。
<了>

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